今考えると、私の場合良かったのは、父親がまったく子供の意見を聞く人ではなかったことです。
今になると、私が結構間違った情報を信じて、そのまま父親に言っていましたが、父親が生活で実際にしていたことの方が多くは正しかったようです。
父親は俺の方が正しいなどとは決して言いません。たぶん、子供に言っても無駄だと感じるのでしょう。言わないけれど、自分のスタイルはきちんと守ります。
これに対し、母親は性格にもよりますが、意外と子供に合わせてくれる人は多いようです。でも合わせてくれているのであって、そうしたいのではないかもしれないと考えることは大事だと思います。
子供にとって親は感謝する対象ではありますが、親を子供の思うようにさせたいと考えてしまうと、大変重く難しい存在になります。
その理由は、第一に親は子供を育てていますので、子供の性格をはじめさまざまなことをよく知っていますが、子供は親のことは実はあまり知らないということです。
親と子供の人生経験の差はかなり大きいのです。
また親は子供が大きくなって成人して自立すると、子供のための行動をとらなくなります。親は子供から見ると自己中心的にも見える行動をとり始めます。
親は大人になって自立した子供は自由にやればよいと考えており、それ以上のことをあまり考えないのです。
いや考えてはいるかもしれませんが、あくまで子供はいつまでたっても子供で、親の考えの方が絶対的に正しいと確信していますし、子供の話をまともに聞こうとは考えていません。
また多くの高齢者は、年齢を重ねるうちに、若い時の性格や考えがもっと濃くなっていくようです。親の考えを矯正することは不可能です。
子供がその考え方にどう対応するかにかかってくると思っています。「親は変えられないけれど、自分は変えられる」と考えて対応するしかありません。
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