【前回記事を読む】よりによって女子中学生の担任になってしまった…複雑な集団と関係を構築するために、クラスに影絵作りを提案すると…

第1部 理論編・企画を解明する

第一章 樹に学ぶ

第三節 目的(幹①)

幹:樹を支えながら、水や養分を樹木の全体に行き渡らせる働きを担う。なかでも寿命が長く、大きな体積と重量をもち、暴風や積雪、地すべりといった外力に抵抗することが要求される樹木は、細胞レベルと樹形レベルの両面で力学的にすぐれた形状・構造を持っています

 そもそも「目的」とはなんなのでしょう。 松井栄一氏の『小学館日本語新辞典』(小学館)には、次の4つがまとめて説明されていました。このページに出会って、雲が晴れていきました。

目的:抽象的な、質的な最終的なめあて
目標:量的な計算
方法:全般的な計画的なやり方
手段:ある目的を達するのに用いる具体的なやり方

目的と目標は「質的↔量的」。

方法と手段は「全般的↔具体的」と対立した意味が示されていてなるほどと思った次第です。

この辞典は、日本語を学ぶ外国人に役立つようにと配慮を加えた、新しい辞書の第一歩として刊行したと『日本人の知らない 日本一の国語辞典』(小学館新書 2005年)に松井氏が記しています。

目的とは何か

「抽象的」から始まるように「~のために」と短く言い切れるものでないことがわかります。

次に「質」ですが、辞書には「そのものの良否・粗密・傾向などを決めることになる性質」とあります。

「めあて」は、目標の「計算」と対比になっています。

「めあて」ですから、漠然とした大体のねらいを定めたところとなります。「めあて」から弓矢を連想します。

『目的』とは「漠然と自分(たち)で良いなと思った的にねらいを定める」で、逆に言えば「こっちの方向はわたし(たち)は嫌だな」となります。

違った方向に矢を撃つのは嫌な感じです。つまり的外れです。

もちろん、相対的なものであくまでわたし(たち)にとって的外れなものですが。