【前回の記事を読む】「今、幸せですか?」野球の上達が幸せだと感じる子供たちの前には、心配そうな親御さん。野球と幸せが天秤にかけられる…

はじめに

時に、全てが嫌になり何もかもやめてしまいたいとも思った。目に映る世界の色や温度を感じなくなることだってあった。暗い、暗い世界を生きてきた。

しかし、私は今もこの世界を生きている。生きていればたまに笑うことだってある。

世間を知り、自分を知り、他人を知り、過去を知り。野球しかしてきていなかった私でも、今、そんなどん底の世界から巨木を目指そうとしている。

体を鍛えれば勝てる世界で野球選手として生きてきた私が、なぜ「言葉」を伝える本を書くのか。

その理由は、自身の経験を思い返すと実は、事あるごとに、その時々に出会った「言葉」に大きく影響を受けていたことに気付いたからである。そんな「言葉」に出会い、自分の心をコントロールし、気付きやきっかけを見つけることができるかどうか。生きるための「正解」を見つけられるかどうか。

ここに至るまで、様々な「言葉」と出会いそんな「言葉」に力をもらい生きてきた。

どんな人間もそうである。偉い人も強い人も有名な人も凄い人も「言葉」に出会ってそうなった。元気な人も落ち込んでいる人も「言葉」によってそうなったはず。「言葉」は人生を大きく変える。

人々は言葉に育てられている。両親の言葉、先生の言葉、顧問、指導者の言葉。

食べ物や飲み物の栄養は体をつくり、言葉から得る栄養が人間をつくる。人生は全てのターニングポイントで、その時に耳にした言葉を自らの選択で彩っていく。

この本は、数えきれないほどの悩みが複雑に入り組んでいるこの現代社会を生き抜くために、そして、この先の人生に不安を抱える者たちへ私から「運」を贈る。

生きるための「正解」へ導く。そんな「言葉」を伝える。