【前回記事を読む】美しい女性ばかりで圧倒された。ラストのラインダンスが一番良かったなどという下品な感想は、口が裂けても言えなかった。

おっさんのラプソディ

珍獣の森

私が毎日行くゴルフ練習場は、住宅地にある小さな練習場である。

平日昼間に行くと、私と同じ境遇だと思われる老人たちで一杯である。

ゴルフが大好きなのか、することがなく時間つぶしに来ているのか定かではないが、毎日、殆ど同じ顔ぶれである。

ゴルフというスポーツは本当に奥が深い。

野球の打者のように、ピッチャーが投げる変化球が打てないのは分かるが、止まっているボールを打つだけなのに、悪戦苦闘を強いられる。

そこで、プロゴルファーの美しいスイングを頭に思い描きながら練習に励むのだが、人それぞれボディイメージが違うので、一体誰のマネをしているのやら、珍妙なスイングがあちこちで花開く。

気管を病んでいるのか、四六時中「ゴホゴホ」言っているゴリラ型。

クラブを担いで重量挙げしているチンパンジー型。

打った後、ボールがあった場所を、名残惜しそうに何度も見直すナマケモノ型。

打球の行方は関係なく、正しいフィニッシュフォームに全集中して恍惚としているライオン型。

一日中、打席をウロチョロして、友達を探しているネズミ型。

よくもまぁ、これだけ面白い老人が集まったものだ。

皆さん、真剣なところがまた面白い。私は、まぁ白鳥型といったところか。

力みのない美しいパワースイングである。と、イメージしている。