俳句・短歌 句集 俳句 日常 2025.12.27 【句集】小樽築港駅付近にて――俳句でつづる小樽の街並み。「凍返る 鈍色の波止 巡洋艦」他5句 頂の 宿の孤高に 山装ふ 頂の 宿もあらはに 山眠る 👉『青鈴』連載記事一覧はこちら 【イチオシ記事】「よかった?」演技なんてしてないのに確かめられて、酸欠状態で無難にうなずいたら、そのあと… 【注目記事】夫の不倫相手の親の家を訪ねることに......「俺も行く」考えの読めない夫もなぜか同行。
小説 『超能力探偵 河原賽子』 【第6回】 春山 大樹 急に連絡が途絶えたストーカー男の様子見に、家を訪ねた。電気は点いているのに返事がない。こじ開けたドアの向こう、見えたのは… 【前回の記事を読む】ストーカー気質の男の相談で探偵事務所を訪れた。「大抵の男はこれで震えあがる」とすすめられたオプションは…林良祐の家は都心の住宅街にあった。築40年以上は経っているであろう古ぼけた2階建ての木造家屋で、周囲は塀で囲まれているが庭は非常に狭く、そこに植えているというより勝手に生い茂ったような笹が周囲からの目隠しになっていた。西側に細い路地があり、そちら側に庭の小さなゲートがあり、…
小説 『女力士右近』 【第6回】 関 勝利 「相撲の方に集中してくれたらええ」桜田部屋の借金を引き受けた望月――右近はいつしか「竜女」と呼ばれ始め... 【前回の記事を読む】注目を集めた女力士。彼女の対戦相手は経験も豊富で、身体も一回り以上大きかったが、勝つことが出来なかった。その理由は…「ああ。ヨシちゃん久しぶり。元気にしてた? ちょっと女将に代わってもらいたいんやけど、ええかな」どうやら、桜田部屋に電話していたようである。一拍置いて口調が変わる。「ババア。借金する前に相談せんかい。子供らに不憫な思いさせやがって、何っ、特に苦情は聞いてないやと…