一、絶対やってほしい三つのこと
①深い呼吸をしよう ─どこでも座禅─
私たちが生きていく上で絶対不可欠なものの一つに空気があります。最近、呼吸の浅い人がとても増えているといいます。身体の中に取り入れる空気の量が少なければ、身体の隅々にまで酸素が行き渡りません。
意識して深い呼吸を始めますと、手足が温かくなってきて筋肉も弛んでくるのがわかります。人によっては身体の中に気が流れるのを感じられるようになるでしょう。
「座禅」と聞くとお寺に行ってきちんと座らないといけないと思いがちですが、いつでもどこでも呼吸に意識を集中させるだけでも一種の座禅と言えるでしょう。
座禅に精通したお坊さんには怒られてしまいますが、電車の中で座っていても立っていても、夜、横になった時でもいいですから、意識して深い呼吸をしてみましょう。
呼吸は自律神経でコントロールされていますので、普通は意識しなくても止まることはありません。しかし呼吸の深さや速さについては、ご自分で調整することができます。
呼吸を調えることは自律神経のバランスを調えることになります。ゆっくりとした深い呼吸をすることで副交感神経が優位になってリラックスした状態になることができます。
なかなか寝付けない方も、お布団の上で、ゆったりとした深い呼吸を試してみてください。身体が温かくなって次第に眠くなるはずです。
嫌なことがあって頭に来た時も深い呼吸をして呼吸を調えてみてください。少し気持ちが落ち着いてくると思います。何も考えず、ただただ自分の呼吸だけに集中するのです。一日十五分、意識して呼吸してみましょう。