俳句・短歌 短歌 自由律 2020.09.19 句集「曼珠沙華」より三句 句集 曼珠沙華 【第8回】 中津 篤明 「冬花火 亡び 行くもの 美しく」 儚く妖しくきらめく生と死、その刹那を自由律で詠う。 みずみずしさと退廃をあわせ持つ、自由律で生み出される188句。 86歳の著者が人生の集大成として編んだ渾身の俳句集を連載でお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 華燭とて 陽をば 娶らん 石の蝶 愛して苦し 薄氷 かくも 割れやすき 胸の アーチの 朝は色あせ 雪女
小説 『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』 【新連載】 月川 みのり “ある条件”さえのめば、月給32万円のハロワ求人…娘に見せると震える声で「月に1度は必ず帰ってこれるんだよね?」と… 洗濯物を取り込みながら、栗原よし子はため息をついた。3月の風はまだ冷たい。ベランダから見える団地の桜は、まだ固い蕾のままだ。3年前、夫の正志が膵臓がんで逝ったあの春も、こんな風が吹いていた気がする。あれから季節は3度巡り、よし子は48歳になった。白髪が増えた。目尻の皺も深くなった。鏡を見るたびに、自分が老けていくのが分かる。それでも構わなかった。見てくれを気にする相手など、もういないのだから。テ…
小説 『光と闇の相剋 世界を巡る生命の旅—ツインレイと聖女たち』 【第11回】 髙嶋 郷二 大腿筋が発達していて太く長い脚。スカートが太腿に張り付き、下半身のラインがはっきり見える。僕はまじまじと見つめてしまい… 【前回記事を読む】「光の仲間とともにこの星の未来を変えるのだ」——私は不思議な夢を見た。目の前に現れたのは5m程の光の珠で…英良は狐に促されるように上がっていくと扉が自然と開いた。室の中には一人の若い女性がダンスを踊っている。その女性は背は百六十五センチほどでスタイルは良く、髪は肩まであり色はやや茶色がかり毛先はすこしウェーブがかかっている。眼は大きく瞳が黒い色白の美人だった。ワンピースのスカー…