5月17日~27日  【2歳10か月】

金魚が死んだ。サクランボの木の下に埋めると、教えていなかったがけいたが神妙に手をあわせてお祈り。これまで金魚を買ってきては死なせ、その都度庭に穴を掘ってうめるだけだった。

どこで知ったのか、手を合わせる姿に、しばし水槽で楽しませてくれた金魚への感謝を忘れていた。

6月5日~17日

病院でけいたが服を脱いでしまい、周りの人に「かぜひかないの?」と心配される。

「せんせぇもーこどもも、みんないっしょなんだ~♪」

「めりー、めり~ごーらんどぉ♪ ごーごー!」などと、うたいながら「なにか、ないかなぁー?」

ありません、ここは病院です。

快晴、けいたがはだかんぼう、弟は「おちょまちゅくん」の下着で元気。親に向かって「あそんでくれよぉ、かめんらいだーで、ちょっとかんがえがあるから」。

6月18日 くもりの寒い日~7月7日  【2歳11か月】

病院でさわいで、知らないおじいさんにおこられたけいた。小さな声で「ばかたれ」、母「!?」。

カルタを並べて「ぼく、おはなしを、つくってるの」。

父「そろそろ仕事に行こうかな」、けいたはいきなり「ばいばい」。父「薄情者め、そういう時は行かないで、って言うんだ」と言い聞かせたが、翌朝に父「そろそろ仕事に行くよ」、けいた「まだ、いくのぉ?」。