3 登場する対談者

『目標達成に不可欠な特性』を読み解くには、表面に現れた成果だけを見るのではなく、その奥に潜む成功の要因を掘り下げることが欠かせません。

そこで本書では、各界で顕著な成果を収めてこられた方々にご協力を仰ぎ、「いかにして目標を描き、どのような歩みを重ねてこられたのか」─目標達成に至るまでのプロセスをじっくりと伺いました。

分野も立場も、歩んでこられた道のりも異なる14名の方々ですが、対談を通して浮かび上がってきたのは、「目標達成人」の皆様が共通して、動機・性格・思考・態度・能力・行動の6つの要因において、類似した優れた特性を備えていらしたという事実です。

なお、本書は、日本人事労務研究所が発行する『月刊人事労務』(1989年創刊/厚生労働省労政記者クラブ会員)にて、2008年から2010年にかけて著者が各界の第一人者と「目標達成」をテーマに行った対談の中から、14名を厳選し、再編集したものです。

誌面に収まりきらなかった他の対談者の皆様もまた、例外なく共通する特性を備えておられました。

対談者の選定にあたっては、次のような観点を重視しました。

第一に、目標達成の実績が顕著であること。

第二に、強い信念・使命感・願望を持っておられること。

第三に、自己実現・組織の成果・社会的貢献など、多様な次元の目標に取り組んでおられること。

第四に、性別・経歴・職業環境・生活環境など、多様な背景をお持ちであること。

第五に、成功に至るまでの過程において、困難に耐え、挫折を乗り越え、挑戦と努力を重ねてこられた、心に響くご経験をお持ちであること。

第六に、協力者との信頼関係と相互利益(WINWIN)の関係を築きながら、成果を上げてこられたこと。

第七に、「目標達成の6要因」のいずれかが際立っており、学びの手がかりとなる方であること。

次回更新は10月31日(金)、11時の予定です。

 

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