さらに自身のキャリアに不安を感じて悶々としている。今後の自身のキャリアとどのように向き合っていけばいいのか分からない。等々、思い悩んでいる10歳代半ばから20歳代の「若者」だけでなく、30歳代以上の「ミドル・キャリア世代」もこのようなことを感じている人がおられるかもしれないですね。
以上のようにキャリアに停滞を感じているならば、これまでと違ったキャリアのリズム及び契機を創りだしたいと誰しもが思うことです。その契機をつくりだすために、本書で紹介している何れかの先達者のキャリア構築に至った考えや経験が生かせるのではないかという想いをもっています。
先達者の中には、「夢ややりたいこと」が漠然としているとか、またはなかったとしても、「まずまず」のキャリアを形成してきたと評価している人が少なからずいます。
まずまずのキャリアを過ごしている先達者は、毎日ではないものの笑顔をもって過ごす日が比較的多く、感謝の気持ちをもちながらキャリアを形成されているように感じます。
いま「夢ややりたいこと」がないことにネガティブになるのではなく、先の見えない未来のキャリアについて、本書で紹介しています先達者のキャリアを通して、読者の皆さんのこれからのキャリアが「まずまず」だと評価できる契機になり、
さらに感謝の気持ちをもって笑顔の多い日々を過ごすことができるようになれば、本を出版するにあたり私にとってもこの上ない喜びと幸せを感じます。これらが、墓碑に彫り込んだ「笑顔いっぱい、今に感謝」をはじめに紹介した理由です。