【前回の記事を読む】吉原で出会ったリンちゃんから届いた「キテネ」に歓喜! 片手に差し入れ心に花束。男は即行で予約を入れた

第4章 誰かと一緒に生きていくとは?

第26回
ついにやってきた再会の日
高まる鼓動

勇気を振り絞って訪れた風俗店で、不思議な魅力を持つ女の子リンちゃんに巡り会ったその男。

それからは彼女のことが気になってしまい、毎日彼女の姫日記を見る生活を送ります。

そんな時、彼女からきた「キテネ」の表示。

再びその男は予約を入れます。

8月5日(月)17:30!!

ついにその日が来ます。 

 

8月5日(月)

その男は目覚ましよりも早く起きました。

時刻は午前2時。

明らかに浮かれ過ぎです。しかし早起きは三文の徳。

午前2時7分にリンちゃんの日記が更新されます。

リンちゃんは出勤前と退勤後に必ず日記を更新してくれるのです。
その日の出勤前の日記には、牡蠣専門店に行った時の話が書いてあります。

訪れた時間帯はアイドル時間(※ランチやディナーの時間ではない比較的暇な時間)だったようで、生牡蠣とドリンクしか提供されなかったとのこと。

リンちゃんはこの生牡蠣しか頼めないという極限状態に惹かれたらしく、生牡蠣が嫌いなのに生牡蠣に歩み寄ろうと入店したのだといいます。

その男、またもや完全にシビれます。生牡蠣すべて半額とのことで、すべての種類の生牡蠣を頼み完食するリンちゃん。

その後、ディナータイムに突入してグランドメニューが解禁になった頃には、生牡蠣を食べて確変が来たとのことで、さらにとんかつ海老フライ定食をオーダーしたといいます。

(も、もうサイコー過ぎるッ!!)

もう色々な感情が混ざり合い過ぎて、その男も完全に確変に入ります。