「ああ~、ありがとう。香子が側に居るから、頑張れるよ」
「アハハハハ。ご馳走様。また、来るよ」
丈哉さん、痛みに耐えている。
三日目、少し、痛みが和らいでいる様子。食事も取れるようだ。
金曜日、
「香子のご飯が食べたい」と。
「今日は、お母さん達が来るから、午後三時間程、家に帰りますね。何が食べたい?」
「金目鯛の煮付け、じゃがポーク」
「分かりました。作ってきますね。嬉しい」
「君も、食べたい」
「嫌ね~。元気になった証拠ね。ウフフフフ」
土曜日、今日からはもう痛いとは言わない。凄く良くなっている。
午後、両親、幸也さんも来て、楽しく話している。
会長夫婦、社長夫婦、圭君が来た。
「おおー、来たか。圭」
「本当に、すみませんでした。僕の為に犠牲になって……」
「待て! 圭、ちょっと、来い」と頭を思いっきり、げんこつしている。痛そう。