【前回の記事を読む】3時のおやつは苺大福! 昼食をサッサと済ませ、妻の手作り苺大福を食べようとしたら…

第三章 新しい家族

「ただいま!」

「お帰りなさい。香ちゃん、良かったね。嬉しい。早く香ちゃんに会いたい。さっきね、香ちゃんに電話したら、つわりがあるそうで、おはぎなら食べれそうなんだって。今、準備しているの」

「そうか、大変だな。父さん達も明日、行くって言っていたよ」

「保存食も準備しているの。何時頃、行く?」

「十時頃に、行こうか」

「じゃ、お昼も準備しましょうね。嬉しい」

四時に起きて、たくさん準備した。ワクワクしている。

「おはぎ、お昼、お夕飯、明日の食事、と。忘れ物しないように」と準備。凄い量の荷物だ。

「これで全部! 車で行こうね」急ぎ、幸也さん家に向かった。

 

「幸也、香ちゃん、来たよ~」

「いらっしゃい。凄い荷物だね」

「香ちゃん、おめでとう。体調は?」

「お兄さん、ありがとうございます。気分が悪くて」

「香ちゃん、大丈夫? 色々、作ってきちゃったよ。何食べる」

「おはぎ! 昨日から、何も食べれなくて」

「オーケー。今、持ってくるね」とおはぎを出したら、ペロッと三個食べた。

「美味しかった。お姉さん、あと、何個あるの? 幸也さんに上げないでね」と笑っている。

お父さん達が来た。

「幸也、香ちゃん、おめでとう!」

お土産をたくさん持ってきている。

「香ちゃん、つわりがあるって?」