六時半、お夕飯を頂きました。
「ありがとう。本当に美味しいよ。感動するくらい」
「大げさね。でも嬉しいわ。コーヒー入れますか」
「ああー、お願い」
丈哉さん、ソファーでくつろいでいる。八時過ぎ、
「香子、そろそろお風呂入ろうよ~」
「一緒に?」
「そうだ。必ず、一緒だ」
「分かりました。十五分ぐらい後に入ってきて」
いつものように私が先に入って身体を洗い終わったあたりに、丈哉さんが入ってくる。いつもより一時間も早く、寝室へ入る。それはそれは、いつもと違う愛し方でした。
朝、四時起き。腰が痛い、体がだるい。
ご迷惑をかけたので、たくさんおはぎを作った。社長に六個、副社長に六個、高木さん、山田さんに、それと丈哉さんのおやつ。
「昨日のあんな事、そんな事が有ったからかな、うふふ」
幸せ。
六時三十分頃、起きてきた。
「香子、おはよう」と後ろからハグしておっぱいを触っている。
「おはようございます」
「ウ~ン、いい朝だ、少し腰が張っているな、香子、何でかな~」
「あら、私も」
二人して笑った。
いつもの時間に出勤。お車がお迎えに来ています。
「行ってきます」と頬にチュ。
運転手の山田さんに、
「お荷物になりますが、どうぞ、おやつにしてください。社長、副社長の分も入っています。お手数ですが、よろしくお願いします」
「僕まで気を使って頂き、ありがとうございます。お預かりします」
「気を付けて、いってらっしゃい」
次回更新は9月19日(金)、22時の予定です。
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