「ダメ、続きは夜ね」

「ええー、残念」今度は、膝枕。

「気持ちいいな」何故か……スカートをたくし上げている。

「僕、実は太ももフェチなんだ。香子の太もも、理想的だ。白くて、もちもちしていて。触っていたい」

太ももフェチ、初めて聞いた。愛おしそうに触って、キスマークをたくさん付けている。

「僕のものだと印をつけているのだ。ああー、癒される。う~ん、幸せだ」

子供みたいな丈哉さん。可愛い、胸がキュッとする。十分すると寝息を立てて寝た。
毎日が幸せ。お夕飯の時、

「明日、一緒に出かけるからね」

「どこへ?」

「婚約指輪と結婚指輪を買いに行く。それと日程を決めて香子の実家に挨拶に行こうね」

私は驚いた。頬を涙が流れた。

「ありがとう」

「当たり前だよ。香子は僕の妻になるんだから。早く、籍を入れたい。僕の妻になってほしい」

嬉しすぎて抱きついた。私の頭を撫でている。

次回更新は9月11日(木)、22時の予定です。

 

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