『義兄さん、今までありがとうございました』と。
それ以来会っていないし、会いたくない。母の妹になる叔母、幸也の母親の家と実家のように行き来している。おじさんとおばさんにどれだけ救われたか。凄く可愛がられ、お前はここの長男だからなとおじさんが言ってくれるんだ。
おばさんは、ご飯食べに来なさい、お風呂は入っているのとかまるで子供扱い……その言葉が嬉しかった。だから幸也も僕を兄と思っている。凄く可愛いし、愛おしい。まず、両親の墓参り、おじさん達に香子を会わせたい」
「来週、行きましょう! 私も会いたいです」
「来週の土曜日に行こうか」
おじさんに電話を入れた。
「おおー、待っているよ」と返事を貰い、嬉しそうな丈哉さん。
二人で抱き合い泣いた。今は幸せの涙。出会えてよかった。神様、ありがとう。
それから、毎日穏やかな日々を送っていた。
「私、こんなに幸せでいいんですか?」
「僕の側にいてくれるだけでいいんだよ」
抱きしめて、キスをしてくれた……舌を絡ませて……。
「丈哉さん、まだ日が高いです……」
止まらない。胸を触って、ブラウスから手を入れてくる。
「香子をいっぱい触りたい」
ボタンを外して胸を吸っている。
「新婚ってこんなんですか?」
「そうだよ。昼、夜関係ないんだよ。いつでも触るんだ」
「明るいから、恥ずかしい」
「綺麗だよ」
手がスカートの中へ……。