絵本・漫画 子ども 絵本 昆虫 2025.08.06 【現代版 アリとキリギリス】「今の自分を、大切にしようよ」「僕はそんなに、強くない」…大人も楽しめる、かわいいイラスト絵本 キリギリスとアリ 【最終回】 つるまき ちひろ 君と出会って、僕は少し優しくなった この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ これが現代版、『アリとキリギリス』。食べ物が無くなる冬の季節。アリは働き、キリギリスは休んでいたが……生き方が多様化した、今の時代に届けたい絵本。※本記事は、つるまき ちひろ氏の書籍『キリギリスとアリ』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 【前回記事を読む】イソップ寓話の、もうひとつの物語――遠くのほうでなにかが動き落ち葉がばさっと舞い、気になって近づいてみると… キリギリスとアリ
小説 『サトゥルヌス[注目連載ピックアップ]』 【第12回】 花田 由美子 認知症の母を助けようと下敷きに…お腹の子の上に膝をつき、全体重をかけられた。激痛、足の間からは液体が流れ、赤ちゃんは… 【前回の記事を読む】プロポーズされたのに、言えない…両親に家がないこと。借金まみれで、寮に住み込み、極狭スペースで寝起きしていること。「孝子」父親の声で目が覚める。「かあさんが、いない」孝子は腰かけた姿勢で目を閉じていた。玄関に取り付けた三重の鍵が外れている。一番上の鍵を外すために、お母さんは椅子を移動させたらしい。気がつかないほど熟睡してたなんて。「孝子、いつも悪いね」かすれた弱々しい声が心か…
小説 『魔手 隠密捜査官6』 【第4回】 冬野 秀俊 真夜中に熟睡を脅かす物音が聞こえた。壁に耳を当てると、呻き声を伴っていた。 【前回の記事を読む】「危ない!」急に抱きつかれ無言のまま周囲を見回した。注意してみたが2人に危険が及ぶようなものは何もなかった…ホテルに着いた二人がとった行動は、正反対のものだった。軽くシャワーを浴びた清一が、一階のフロアーのラウンジでゆっくりと寛いでいるのに対し、スージーは警戒のための準備に余念がなかった。二人が市場広場の山手にあるステーキ店を訪れたのは、十九時少し前だった。スージーが予約して…