絵本・漫画 子ども 絵本 昆虫 2025.08.06 【現代版 アリとキリギリス】「今の自分を、大切にしようよ」「僕はそんなに、強くない」…大人も楽しめる、かわいいイラスト絵本 キリギリスとアリ 【最終回】 つるまき ちひろ 君と出会って、僕は少し優しくなった この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ これが現代版、『アリとキリギリス』。食べ物が無くなる冬の季節。アリは働き、キリギリスは休んでいたが……生き方が多様化した、今の時代に届けたい絵本。※本記事は、つるまき ちひろ氏の書籍『キリギリスとアリ』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 【前回記事を読む】イソップ寓話の、もうひとつの物語――遠くのほうでなにかが動き落ち葉がばさっと舞い、気になって近づいてみると… キリギリスとアリ
小説 『記憶のなかで生きる』 【第16回】 厚切りゆかり 「3日も熱が続くのはおかしい」と母を病院へ連れて行くと…病名を聞き、「入院が必要」頭が真っ白になった。 【前回記事を読む】家のトイレがわからない母のために、家中のドアに紙を貼った。『トイレ』、『台所』、『お母さんの部屋』その年の冬は、例年より寒かった。母は寒さに弱くなったのか、こたつから離れようとしなくなった。「お母さん、少しは動いたほうがいいよ」「だって、寒いんだもの」「じゃあ、こたつの中で足踏み運動しよう」私は母と一緒に、こたつに入ったまま足を動かす運動をした。テレビの体操番組を見ながら、二人…
小説 『マリファナ家族』 【第8回】 東 龍澄 妻はスマホ、2歳半の息子は寝室。冷たい食事を一人で済ませた夜、俺の日常は壊れた 【前回記事を読む】ここを出て息子に会うんだ――最愛の息子に会えない現実に何度も心が壊れかけ……それでも諦めきれなかったその間に海岸はその表情を、刻一刻と変化させていった。マリファナに火を点ける前とは、別の世界だ。すごいスピードだ。いや俺が遅くなったのか。没する間際の、強烈な朱さの夕陽が、水平線と溶け合い、藍色の波が次第に黒みを増していった。沖合の島の灯りや、船の灯りが水面に反射し、オパールに似た…