絵本・漫画 子ども 絵本 昆虫 2025.08.06 【現代版 アリとキリギリス】「今の自分を、大切にしようよ」「僕はそんなに、強くない」…大人も楽しめる、かわいいイラスト絵本 キリギリスとアリ 【最終回】 つるまき ちひろ 君と出会って、僕は少し優しくなった この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ これが現代版、『アリとキリギリス』。食べ物が無くなる冬の季節。アリは働き、キリギリスは休んでいたが……生き方が多様化した、今の時代に届けたい絵本。※本記事は、つるまき ちひろ氏の書籍『キリギリスとアリ』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 【前回記事を読む】イソップ寓話の、もうひとつの物語――遠くのほうでなにかが動き落ち葉がばさっと舞い、気になって近づいてみると… キリギリスとアリ
小説 『13.Feb チョコレーション』 【第5回】 齊藤 俊彦 トイレから出てきた彼に続いて出てきた彼女。私は二人が目配せしたほんの一瞬を見逃さなかった。彼にしてはトイレが長かったような… 【前回の記事を読む】大きな瞳と艶やかな長い黒髪にやや豊満なボディ。自分にはないものを明らかに感じてしまい…智子はピザを注視した。チーズとメニューにあるがナチュラルチーズでないのは明らかで、原材料は乳製品ではないと思った。智子はソーセージを口にしたが、子供の時に食べていたものとは味や食感が違うと気づいた。粗挽きとメニューにあるのに肉質は均一で獣脂感は全くない。本物の豚肉ではないのだろう。みんなは着…
小説 『なでしこの記憶』 【第20回】 坪井 聖 先生の前で態度が変わる彼女。その違和感に、理由を聞いてみると急に小刻みに震え始め…「防衛本能…?」 【前回の記事を読む】母の死を思い出したら、絵を描けなくなるかもしれない。でも、上手に断る術はない。僕は逃げている。体温が下がっていくのを感じ…「ああっ、さては颯斗くん。描くの久しぶりだからうまく描けるかビビってるな! 大丈夫だって。もし颯斗くんがへたっぴだったら私が代わりに描いてあげるから。任せといて!」「何言ってんの、余裕だよ。それに、あかりが描いたんじゃ、誰も親花祭に来なくなるから絶対やらせ…