【前回記事を読む】かつてFXで失敗し、1000万円を溶かした男が語る「そもそも、FXとは何?」
1章 FXはギャンブルなのかどうか、あらためて
未だ正確に認識されていない、FXの本質
FXをギャンブルだと決めつけている人の中には、いっぱしの経済評論家を気取るような方々も結構いまして。
投資や金融関係の本を多数出版されている、でもFXに否定的な、あるご年配の経済ジャーナリスト。
ある時、その方の本を読んで思ったことは、確かにレバレッジが元凶とか、その一面だけを見て書いてあることはごもっとも。
でも、それ以上に感じたのは、その方、預貯金第一で資産形成をするような、いわゆる高齢者世代に当てはまるからなのか、FXを含めた、とにかく能動的に行う資産運用や株式投資というものに対する知識がことごとく暗いな、といった印象が。
そしてそれは、ある意味しょうがないのかもしれません。
でも、だからこそ、特に若い人にまで納得させることが出来るかといえば、やっぱり疑問ですね。
その一面だけで結論づける物言いは、それは偏見というものであり、いわゆるネトウヨと何ら変わりない気がしますね。
昔、ヒロポンなどの覚せい剤は、薬局で手軽に購入出来ていたそうです。
今は個人で打っただけで警察ざただけれど、管理下に置いて治療などに転用する分には違法ではないし、かえって社会に必要なことです。
FXはギャンブル、との主張は、FXを「治療に転用できる」事実(急激な円安に対応しうる国別分散投資や分割売買など)に目を塞いでいます。
まあ、世の中は、そんな中途半端な物言いでお茶を濁す人たちで充満しています。それは逆の立場で見てもしかり。