【前回記事を読む】新型コロナウイルスの感染拡大で大きく変わった就活。閉ざされた空間の中で悩み苦しむ就活生のために私はMatcherを始めた
プロローグ
学生達との面談を通じて、私が彼ら、彼女らに伝えたいこと、「自分の夢磨き」と「自分のエピソード磨き」の考え方、工夫の仕方、そして、本書の目的である「就職活動の本質」、これらが今の彼ら、彼女らの悩みを解消する上でしっかり刺さっており、多くの学生達から、「自分に自信がついた」、「これからやることが明確になった」、「就職活動への向き合い方が180度変わった」と時間を費やした私にとっても嬉しいフィードバックを頂いている。
自己PRに自信がもてなかった学生の中には、私が一瞬で磨き上げた彼ら、彼女らの自己PRを聞いてポロポロと涙を流す人もいた。
「自分の自己PRなのに、見違えてしまって自分の自己PRじゃないみたいです。でも、それが自分なんです。自分も捨てたもんじゃない、そう感じる一時間半の面談でした」……そんなフィードバックもあり、私の経験や考え方、そして私の志からくる就活生達に伝えたい「就職活動の本質」というテーマに大きな手ごたえを感じている。
アプリを通じての学生達との面談は、時間制約上人数に限界。申し込みラッシュの昨今、断腸の思いでお断りをせざるをえない事態となっている。
それでも、ツイッターの就活ハッシュタグを見にいくと、「もういやだ、病んできた、どうやって自分を魅力的にアピールしたらいいの? 働きたい会社が未だに定められない、23卒就活はまだ終わっていない! もう24卒就活始まったとか言わないで!」といった学生達の悲痛な叫びのツイートを日々目の当たりにし、更には私が面談してきた学生達からも、友人がメンタルやられてしまっているなどの情報を数多く聞く。