弟分? 2010年8月20日 クッキー3才5か月
クッキーを心からかわいがっているのはトウサンも同じ。サラリーマン時代には家事をほとんどしてこなかったトウサンですが(今は、いくつかの家事、進んでやってくれています。……トウサンの名誉のため)、クッキーの世話は率先してやってくれます。特に、トイレシートの交換。
いつの頃からか、クッキーは、トウサンがトイレシートを交換するときに変わった反応をするようになりました。
彼女は、トウサンの作業に全神経を集中させています。そして、トレーをケージの中の所定の場所に置く瞬間、猛然と駆けつけ、トレーの上に飛び乗って、「ウー、ワンワン」とわめき、トウサンに跳びかかります。本気噛みではないけれど、ひっかかれることもある。
トウサンがシート交換を始めると、クッキーはどこにいても、4m、5mと離れた場所にいても、その場で全神経を集中させ、トレーを置く瞬間までは、石のように固まっている。片足を上げたまま固まっていることもある。座ったままのこともある。
出来上がったトレーを、所定の位置にソッと下ろしていっても、トレーが床に置かれる瞬間までは決して動かず、一歩も近づこうとしない。トレーが床に置かれた瞬間に彼女は突進する。
「フェアプレーだね」と感心するっきゃない。
カアサンがやっても全く反応しないのに、一体どういうこと?
「クッキーの中での序列なんじゃない? 自分より序列が下の存在に、自分のもの(トレー)をいじられるのが許せない、とか」
つまり、カアサンが1番で、クッキーが2番、トウサンが3番、つまり、トウサンはクッキーにとって弟分なのかも??
その真偽や? クッキー、ホントのとこ、どうなの?
トウサンはホントに、クッキーの弟分なのかもしれない。
彼女は、室内では遊び相手にトウサンをご指名することが多い。ボールやおもちゃをくわえて、トウサンのところに持っていって、「遊ぼう!」と誘う。トウサンに向かって、レディにはふさわしくないわめき声を浴びせながら、キャッチボールやおもちゃの奪い合いに全力で取り組む。負けん気が固まりになってトウサンにぶつかる。
「弟には負けない!」

次回更新は7月9日(水)、18時の予定です。
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