「ああ、分かった。洗濯物は、スーツケースだな。了解!」と、頑張っている。夕方、電話で報告。
「片付いたよ。終わった! 疲れた~。冷蔵庫は何が入っているかな?」と、お夕飯のおかずを置いてあった。
「美樹、ありがとう。大好きなおかずがある。外食しないで済んだ! ご飯もチンすればいいんだな。寝るのが寂しいけど、明日夕方には帰るね。おやすみ。愛している」
月曜日の夕方、無事帰って来た。明日は、代休でお休みだけど、午後から、出社するらしい。
穏やかな毎日が楽しい音のように過ぎた。
第十二章 悲しい、辛い出来事
「美樹、来月さ、高校三年のクラス会があるんだ。超楽しかったんだよ。五人グループで、どこ行くにもワイワイガヤガヤと楽しかった。マイペースで人の話も聞かない圭司は寡黙で本ばかり読んでいた。出版パーティーで会っただろう。
小説家で今でもずっと一緒だ。超ガキみたいな伸二はムードーメーカーで営業マンだ。オタクの秀樹は勉強嫌いだけど何故か医者になっている。穏やかで一番大人の祐二は実家の家業を継いでいるらしい。皆に会うのが楽しみだ。四人から連絡があったんだ。必ず参加だと」
嬉しそう。良かったね。
仕事は相変わらず、超忙しく、体調管理に気を付けている。毎日家に着いたら、ふぅ~、と力を抜いている。お疲れ様。
クラス会当日五時半頃、出かけた。
「今日は、二次会も参加すると思うから、遅くなると思う。先、寝ていて」
「ええ、分かった。楽しんできてね。いってらっしゃい」
送り出した。ウキウキしている。仕事もハードだったから、気分転換になって良かった。