絵本・漫画 子ども 絵本 昆虫 2025.06.12 イソップ寓話の、もうひとつの物語――遠くのほうでなにかが動き落ち葉がばさっと舞い、気になって近づいてみると… キリギリスとアリ 【第1回】 つるまき ちひろ 君と出会って、僕は少し優しくなった この記事の連載一覧 これが現代版、『アリとキリギリス』。食べ物が無くなる冬の季節。アリは働き、キリギリスは休んでいたが……生き方が多様化した、今の時代に届けたい絵本。※本記事は、つるまき ちひろ氏の書籍『キリギリスとアリ』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 キリギリスとアリ
小説 『あら、50歳独身いいかも!』 【第3回】 武 きき 帰ろうとすると「ダメだ。もう僕の物だ」――キスで唇をふさがれ終電にも間に合わずそのまま… 【前回の記事を読む】10歳年下の彼から突然の告白。戸惑いつつも相手を試すように口にした「私を○○○みる?」その言葉とは…はぁ~とため息が出る。久しぶりに男の匂い。ゆっくりベッドを出て、シャワーへ。「涼真君、私帰るね。終電に間に合うから」「ダメだ! 帰らないで。泊まって!」「何言っているの! 着替えも無いし。帰る……」ベッドに引っ張られ涼真君の腕の中。「ダメ。明日休みだから買い物行って、映画も見よ…
小説 『「本当の自分」殺人事件[注目連載ピックアップ]』 【第11回】 水木 三甫 「謝礼はここに入っているから…」離婚届の提出を確認し、シャネルのバッグから銀行名の入った封筒を差し出した。 【前回の記事を読む】ホテルの入口、ためらいは一瞬で、後はただ身を任せていれば良かった。夫と同じことをしているだけだ。待ち合わせ場所は、今までにも何度か来ている行きつけのバーだった。春樹はいつもお決まりの一番奥にあるカウンター席に座っていた。淳美より春樹が先に来ているのは初めてのことだった。いつもと雰囲気が違う。お互いに久しぶりの出会いを喜びあうつもりでいた淳美は、少し戸惑いを感じながら春樹の隣に…