NEXcell耐能電池有限公司との出合い

私は、2001年2月東京ビッグサイトで開催された電子部品や電池関係の展示会に行って、安いニッケル水素電池を探してみました。

展示会場は大きいので朝10時に行ってすべてのブースを見ました。必要な小さい液晶チップは、当時日本では超有名な会社しか作っていませんでした。ニッケル水素電池も大手の会社しか扱っていませんでした。

2時間も歩くと12時頃になり、私は疲れてしまいました。休憩場所を探したところ、台湾の数社が集まるブースがあり、そこには人はあまりいなくて、空いている椅子に座れました。よく見ると、そこにはニッケル水素電池を製造している台湾メーカーのブースがありました。

NEXcell耐能電池有限公司という社名で、ブースには女性一人がいました。話を聞いてみたら彼女の名前はPaggyさんで、とても陽気な性格でよく話す人でした。日本の電池展示会に2年連続で出展して代理店を探しているが、なかなか見つけられないと言われました。

ニッケル水素電池の卸値を聞くとなんと90円/本でした。即時に私は代理店として販売しようと言いました。

私は電池のことをほとんど知らなくて、Paggyさんは決められないから、社長と話すと返事をしました。しばらく待つと社長はブースに戻ってきて話をしました。

彼は台湾出身ですが、アメリカで工学博士号を取った頭の良い人で、NASAで約14年間電池関係の仕事をしたそうで、性格も明るくて、かなり意気投合しました。そこから、私の将来の商売の基礎となった電池の販売がスタートしたのです。

次回更新は6月6日(金)、7時の予定です。

 

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