「軽く、お昼を食べよう」

パスタ屋さんへ。

「映画でも見ようか」

「ホテルで、ビデオでも見ましょう」

「美樹、足元が、スースーして、落ち着かないんだろう。アハハハハ」

バレている。四時頃ホテルに着いた。

「疲れた~。たくさん歩いたね」

「僕、とても楽しかった。美樹といると疲れないし楽しいんだ」

「あら、嬉しいわ」

急いで買い物した荷物を開けて下着を探していたら、涼真君がテレビを見ながら、

「どうせ、すぐ脱ぐから着なくてもいいんじゃないかい?」とニヤニヤ笑っている。

私は自分でも顔が赤くなっているのが分かる。

「いや~ね~。何言っているの!まだ、四時よ」
 
急いで、シャワーに入って、着替えた。さっき買ったブラウスは素敵。

「着替えたの?」

「ええ、スッキリ。ねぇ、見てさっき買って貰ったブラウス素敵でしょう」

ブラウスには興味が無い。

「さぁ、それでは僕の胸を触ろうかな~。買ったブラジャー見せて」と。

今、着たばかりのブラウスを脱がし始めている。

「やっぱり、綺麗だ。似合っているなぁ」

「何しているのよ。ビデオ見ようよ」と立った。

若いって体力が違う。私は疲れて横になりたいが襲われそうだからベッドへは行かない。ビデオを見ながら二人でウトウト。気持ちがいい。
 


次回更新は5月24日(土)、21時の予定です。


👉『あら、50歳独身いいかも!』連載記事一覧はこちら

👉『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様』連載記事一覧はこちら

【イチオシ記事】「お前を抱きたい」そう言った次の瞬間彼は私の上にのしかかるようにして…