信盛

「まっことひどい嵐じゃ。上様はあのように申されたが……これでは浅井も朝倉も動けまい。我らも度重なる戦続きで疲労困憊しておる。兵にも酒など出して夕餉にしようではないか」

一同

「左様でござるな……敵も動けまい……では夕餉にしょうぞ……」

兵士達

「ワー。今夕は嵐で休みとのことじゃ。さあ飯だ、飯だ。酒もあるぞ……ウーイ、もう飲めぬ。疲れた、皆寝よう……」

信長伝令

「各々方、信長様ご出陣でござる! 信長様ご出陣でござる! 至急ご出陣くだされー!」

勝家

「しまった、この未明の嵐の中に出陣だと! 油断した。者共、出陣だ!」

秀吉

「ひえー! 上様ご出陣? 兵共を叩き起こせ! 出陣じゃあ!!」

光秀

「これはいかん、油断した! 至急上様のおられる朝倉軍本陣に急行じゃ!」

信盛

「何と……! 上様のご出陣とな、参った! 間に合わない、如何ともしがたい!」

信長

「この馬鹿共め! あれ程予が朝倉の動きに注意せよと言ったのが何故守れん! 貴様らの頭はどこについているのだ! 見よ! 朝倉の本陣はもぬけの殻となっている。彼奴らはこの嵐を利用して撤退したのだ! 貴様らはこれだけの雁首を揃えておって木偶の坊か! 権六、禿鼠、長秀、一益、猿、この役立たずめら!」

 

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