第5章 沖縄問題の解決方法

「糸満ビジョン」を軌道に乗せるためには、まず沖縄の現状をしっかり把握しておかなければならない。この件についてO前沖縄県知事(霊魂)が私に意見を寄せてくれたので、その内容を記す。

沖縄の現状について

「O前沖縄県知事の意見」

沖縄から見た場合、日本の民主主義は崩壊している。理由は辺野古新基地建設について県民の72%が反対なのに、政府は強硬に押しつけているからだ。

沖縄復帰について、私の思いは大局的には良いが、不満も多い。本土や米軍からいじめられ、差別され、虐げられている。過去も現在も、沖縄の犠牲の上に大和の発展成長がある。

沖縄の貧困率は34・8%。全国平均18・3%より高い。子供の貧困は沖縄がワーストと言われている。平均所得が低いのに、生活コストが割高であることが原因とされている。県民所得も241万円で全国最低水準である。

県民の大半が麻酔を打たれた麻痺状態になっている。県民の中には天気の良い平日にパチンコ店に行っている者がいる。通勤の車中でゆっくり考えたり思いをめぐらしたりすることができない。帰宅すれば、毎日の生活に追われてボーッとして、のんびりし、弱い県民になっている。

弱い県民を克服するには、強くなるしかない。沖縄問題の重要な要素である大和の裕福な発展成長は、沖縄の犠牲の上に成り立っていることを、県民が勉強し深く理解することで改善の糸口にしたい。私の意見として、沖縄県民には静かに深く思考する時間を増やしてもらいたい。沖縄の現状を打破するきっかけにしてもらいたいと思う。

    

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