第一章 病は気から

一、気のせい?

具合が悪くて病院に行ったのに「検査の結果、何も悪いところはありません」と言われた経験がある方もいらっしゃるかもしれません。おまけに「気のせいですよ」と言われて、安心した方もいらっしゃるでしょう。

しかしそんな時こそ、身体の周囲を取り巻く気には異常があるのです。つまり霞や、霧のようなもやもやした気が取り巻いている状態になって、身体が重く感じたり、肩に重石が載っているように感じたりします。

そしてさらに厚く雲のように覆われてくると、鉛のように身体が重いとか、足が重くて引きずるようだとか、身体を動かすことも辛くなります。ところがそのような気の異常は検査の結果には出てきません。

気の異常はまさに「気の病」です。東洋医学で言うと、病気になる手前、つまり未病の状態であると言えましょう。

気の異常は、早く軽いうちであればゆっくり睡眠をとって休むことで、元気になって改善されます。

しかし、無理をしすぎたり、ストレスをため過ぎたりしますと、気の異常がますます蓄積されて、身体を取り巻く気のみにとどまらず、身体にも異常が起こってきてしまいます。それが病気なのです。 

 

 

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