【後日譚】 6月11日に大谷選手は打撃が爆発して、5打数3安打12号ホームランまで出るという大活躍だったので、アナハイム球場では夜遅くまで花火の大饗宴だった。球場まで歩いて15分のRVパークに陣取る我々には、その模様が耳に炸裂し、明日こそはと彼の大活躍が目に浮かぶようで、期待が大きく膨らんでいた。

しかし極めて残念なことに、観戦当日(6月12日)に彼はめったにないはずの休養日を取ったことから、姿を全く見ることができなかった。監督代行曰く「スーパーマンにも休日は必要だよ」とのこと。

ただし、9回2死後の代打で次打者ボックスに出てきた大谷選手を見ることはできたが、打者が3振になったためゲームセットで願いはかなわず。

実は球場内には、エンジェルス17番の彼のユニフォームやTシャツを着こんだ現地ファンが物凄く多く、如何な休養日と言えども彼の姿をフィールドに出さないわけにはいかなかったのだろうと想像する。

ロス・アナハイムにあるエンジェルス・スタジアム 我々を大谷選手の大きな写真が出迎えてくれた

05 旅を象徴するバナーの制作

ツアーの計画が形を成してくるにつれ、我々の旅を象徴するバナー(のぼり旗)を作るべきだと思うようになってきた。

実は、これまでの渡米旅行の際に、ハイウェイを走行中に反対車線をのっそりと走行している何人かの日本人旅行者を見かけたことがある。その連中がおしなべて掲げているのは、日本人旅行者であること、貧乏旅行であること、またその到達目的地などを派手やかに表現していたことなどが思い出される。

ある人は自転車の横に、またある人はリヤカーや人力車の後ろに、多くは現地で調達したありあわせの段ボール箱に油性ペンでさらっと書いたような代物だった。

時には、きちんと印刷したのぼり旗を掲げている人も見受けた。それらの記憶から、我々の旅行こそは生涯の大旅行であるからこそのぼり旗を掲示してアピールしながら走行すれば、さぞかし痛快だろうと少し不純な動機ながらバナー作るべしと思い定めた。

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