【前回の記事を読む】【アメリカ大陸縦横断計画】COVID-19、アジア人に対するヘイト、急激な円安…出発予定日が近づくなか、三重苦・四重苦の状況…
第1章 ツアー計画
06 三重苦・四重苦の悩みと解放
【三重苦・四重苦の結論】
彼からのそんな言葉にも大いに力をもらったことから、実施を決断した。加えて、在米国の旅行社からの次のメッセージにも勇気づけられた。
「日本人のアメリカ渡航についてですが、以前のような人数まで回復はしておりませんが、渡米してこられる方も少なからずいらっしゃいますので、アメリカ国内での受け入れはご心配には及びません。
…… ニューヨーク等の主要都市はさらにビジネスや留学での渡航者も増えておりますので、私自身も街中で旅行者と思われる日本人の方とすれ違うことがかなり増えてまいりました。
アメリカに旅行にいらした方が皆さま口を揃えておっしゃるのは、アメリカは日本と比較できないほどに日常が戻っていて想像以上に普通に観光できて楽しい、ということです。日本からアメリカに来たからといって異様な目を向ける人はおりませんのでご安心ください」
【後日譚】
❶米国内の街を歩いての観察では、米国人と思われる人はほぼ100%マスクをしないで闊歩していた。それ以外では、英語のネイティブスピーカー以外の方々では、かなりの割合でマスクをしている人が多かった。我々自身は、やはり感染が怖いし、街歩きの際には気持ちも悪いので、マスクは必須の防御手段だった。
❷我々の旅行中には、ドル・円レートが1ドル135円台に突入し、極端に悪化した。旅行終了後最悪では145円台まで悪化したが、本稿を執筆している現在では、国の為替介入もあって、130円台の中盤から後半くらいで推移している。
❸米国でのガソリン価格は、ツアー中、実際にガロン単価7ドル以上で販売されていた。日本円に換算すると後述の通りリッター単価 255円にも上る驚愕プライスが出現していた。
国立公園入り口などの選択の余地のないところではこの傾向が強く、いずこも同じでむしれるところからはむしるようだった。7÷3.7854×138=255円。1ガロン単価7ドルを当時の為替レートで換算すると、この通りリットル単価が驚愕の価格に上った。産油国なのに何故?と思わずにはいられなかった。