第二章 参拝の環境
一 四国の詩 発心阿波路・徳島の道
一
歩き始めた旅の道 路面に心の杖の音
風に絡ませそぞろ聞く 決めた思いを抱きしめて
先ゆく心を追っ掛ける 88を繋ぐ長い路
二
今日は険しい山の道 静けさ乱す杖の音
荒い鼓動に合わせ聞く 心に願意浮かべつつ
足に思いの力込めて 88を思う山の道
三
思いまとめる今日の道 心鎮める杖の音
思い見つめて揺れてゆく 歩きを忘れてひたすらに
祈りの時を心に描く 心の道を歩く旅
四
心見つめる日暮道 磯辺の床に身を置いて
星を眺める波枕 思いまとめて目を閉じる
試練の道を前にして 足と心を確かめる
~四国路の 寺を旅する 朱印帳 同行二人の 杖が支える~
~旅の道 ほど良いリズム 杖の音 願意成就へ 足を誘う~