小説 絵本・漫画 絵本 コアラ 大切なもの 2024.11.21 【幼児絵本】「だめだめー、わたしのだから」誰にも何も貸してあげないコアラちゃん。いったいどうなる—!? そのてのひらをひらいてごらん 【最終回】 向日 葵 | ワタナベ ミヨコ ほんとうに たいせつなものって なぁに なぁに? この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ ほんとうに たいせつなものって なぁに なぁに? ※本記事は、作:向日葵、絵:ワタナベミヨコ氏の書籍『そのてのひらをひらいてごらん』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 そのてのひらをひらいてごらん
小説 『約束のアンブレラ』 【第3回】 由野 寿和 なぜこの場所にいたのか…ずぶ濡れだった少女の靴についた泥の一部は乾きかけていた 「遺体は三十代半ばの女性。薬指には婚約指輪だ。三ヶ月前の九月三十日に失踪した久原真波(くはらまなみ)に酷似している」「にしても失踪届が親族から出されたのは三ヶ月も前です。遺体の腐敗は進んでいるのではありませんか?」「理由は三つある。あの傾斜は地面から二メートル近い場所にあった。地中深くに埋めることで微生物などの影響を軽減し腐敗が遅れた。そして低温環境だ。冬という季節に加えて、この藤山は高山地帯と…
小説 『約束のアンブレラ』 【第17回】 由野 寿和 嘘だ、嘘だ…。なぜ婚約者は死ななければならなかったのか。ことの発端は刑事の「交通事故」? 安物のビニール傘に銃弾のように雨が落ちてくるのを、身を寄せた体全体が感じていた。周囲の気温も一気に冷え込み、全員が体をさするような姿勢をとった。「だから昨日ではなく今日だったのですか。当時の状況を作るために」頭をさするようにして、三好が傘の間から声をひそませる。「毎年、この時期に静岡県藤市の藤山を中心に襲う三日間に渡る局地的な大雨。年の暮れに悪霊や災いを洗い流すという神聖なもので、神々の山だと言…