② 行動のエネルギー源

サキ:目的を達成するための「行動のエネルギー源(活力源)」にはどのようなものがありますか。

コウキ:行動のエネルギー源には図表 1―11 のように、(1)身体的なものと(2)心的なものが、さらに後者には①自分のためと、②他者のためにというものがあります。

身体の活力源はもちろん適度な食事と休養です。他方、心の活力源には自分のためと他者のためというものがあります。そして、①自己のためというのは自己中心的な思考であり、思考のベクトルが自己という内側に向いている自利的なものです。

この思考では自分の欲求を満たすことが幸せであると考えています。この場合その人の考え方と社会一般の考え方が一致している時には、社会の共感(エンパシー)と協力が得られるので成功します。

他方、②他者のためというのは高次元の自己に基礎を置き、思考のベクトルが他者や社会という外側に向いている利他的な思考です。そして、この利他的な思考に基づいて行動する力が利他力です。この思考の人は他の人を喜ばせることが幸せであると感じます。

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