小説 絵本・漫画 絵本 童話 2024.10.24 枝に足をとられて、とべなくなっていた。夜空を見上げていると、深い井戸の底を覗き込んでいる気持ちに… ミルフィーユのふうせん 【第5回】 青木 満 あの日、両手いっぱいのふうせんは、いっせいに大空に飛び立った。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 ダイナミックなスケールで詩情豊かに描かれる、大切な人に贈りたい絵本。※本記事は、青木 満氏の書籍『ミルフィーユのふうせん』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 ミルフィーユのふうせん
小説 『娘からの相続および愛人と息子の相続の結末[人気連載ピックアップ]』 【第10回】 川井 れもん 娘の葬儀代は1円も払わない、と宣言する元夫。それに加え、娘が生前に一生懸命貯めた命のお金を相続させろと言ってきて... 次の日から雄二と2人で、市役所に提出する書類の整理や墓に納骨をするなど、予想以上にやらなければいけない事が多かった。そのためここ数日、私は身体に激しい痛みを感じて我慢できなくなっては休憩して、回復してから行動しての繰り返しだった。それでも、なんとかやらなければならない事をすべて終了させて、やっと直美の遺産相続の手続きをする事になった。この手続きは最初から姉に依頼しており、直美名義の口座がある銀行…
小説 『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[2024年話題作ピックアップ]』 【第3回】 武 さき 不倫した夫への最後の手紙。「私も新しい恋があるかもしれません。少しワクワクしています。」 なんと目が覚めたのが八時だった。ゆっくり起きて朝食の準備、好きな目玉焼きとウインナーソーセージ、サラダ、いつもの食事。洗濯機を回しながら、コーヒーを飲む。これからの流れを書きながらため息が出る。離婚って簡単だ。仕事も順調だし後八年と二か月頑張ろう。明日から仕事だ。いつものように出勤。「おはようございます。一週間お休みありがとうございました。私ごとですがこの度、離婚をすることになりました。仕事は引…