皮膚の移植手術
大きな火傷をすると壊死や感染症になりやすいことは先生から説明を受けていて、感染症に関してはEICUで治療する事で予防を完全に徹底してくれていました。それでも感染してしまった時もありましたが、色々な処置で対応してくださり、それほど大きな事態は起こらずに乗り切ることができました。
感染しているとなんとなく熱っぽくなったり、どこか膿臭くなったり、多分感染しているんだろうなと分かるようにもなっていました。
背中の皮膚移植をする手術では、皮膚が着床するまでずっと仰向けで寝たきり状態を余儀なくされていました。やっと動けるようになるまで1~2週間もの間を寝たきりの状態で生活しなければならず、苦痛の日々でした。
私も大好きなバンドのDVDを看護師さんが貸してくれたり、夫に面白いDVDを借りてきてもらったりして気を紛らわせていました。
【前回の記事を読む】服も体も、真っ黒こげで病院に運ばれた私。「あれが奥さんです」と告げられた夫は、私が誰なのか判断がつかなかった。
次回更新は9月26日(木)、21時の予定です。