この本を読んで、私がビルディングブロックの導入を推奨する理由は5つある。

1.セールスイネーブルメントとその成熟度レベルに対する包括的かつ戦略的なアプローチは、本書の基盤であり、成功の前提条件でもある。

イネーブルメントとは部門を超えた活動なので、複数の部門(マーケティング、プロダクト、L&D、さまざまな運用チーム、カスタマーサクセス、IT部門など)を効果的にリードする必要がある。

また、将来の成功に関する共通のビジョンも必要だ。さまざまな段階および成熟度レベルにおいてビジョンを生み、維持し、導入しなければならない。マイクのビルディングブロックを使用すればそれができる。

 

2.ビルディングブロックは顧客志向の観点を備えている。私の仕事内容を知っている人なら、私が常に顧客中心型アプローチに注力してきたことを知っているはずだ。

顧客とやりとりする職業の人がイネーブルメントの取り組みに含まれていて、顧客のジャーニーのあらゆる段階で効果を発揮できるよう努めてきた。

マイクのビルディングブロックも同様で、顧客理解やバイヤーエンゲージメントコンテンツを起点としている。

 

3.コンテンツとはマーケティングコンテンツのみにあらず。コンテンツといえば、マイクの取り組みについて好ましいことがもうひとつある。

ただの「マーケティングコンテンツ」など存在しないという信念だ。マーケティングコンテンツの代わりに、バイヤーエンゲージメントコンテンツ(どちらも顧客対面型)とセールスレディネスコンテンツおよび営業サポートコンテンツ(社内コンテンツカテゴリー)があると説明している。

拙著でもこれについて指摘したが、マイクはこの区別をさらに明確化している。各コンテンツカテゴリーが異なる目的を持つのだから、それぞれを理解し、対処することは必要不可欠だ。

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