第二章 みんなに知ってほしいプロの運転テクニック
細い道を走行するときのコツ
商店街や住宅街などの人の往来がある細い道を走行するときは、いろいろと気を遣うことが増えます。
フラフラしながら走る自転車、不規則な動きをする子どもたち、道に飛び出すかたちで駐輪している自転車……。そんな細い道がイヤでわざわざ迂回した経験がある人も少なくないのではないでしょうか。
しかし、タクシー運転手はお客様を最も効率的なルートで指定された場所へお届けしなければいけませんから、細くて人の往来が多い道だからといって避けることはできません。
そんな細くて人の往来が多い道でも疲れずに運転できる極意をお伝えしましょう。そんなに難しいことではありません。
細くて人の往来が多い道では、自分の走行方向と逆に歩いている人やこちらに向かってくる自転車を気にするのではなく、自分の走行方向と同じ方向に歩いている人に合わせたスピードでクルマを運転します。すると、あまり気を遣わずに済み、疲れることもありません。
このことに気をつければ、細い道で人の往来があってもラクに安全に運転できます。スピードを出せずにイライラするかもしれませんが、スピードを出せば接触事故の可能性がきわめて高くなりますから、そこは我慢です。
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