第一章 クルマを運転するときの心構え

下り坂でドアを開けるときは要注意

クルマから降りるときにはドアを開けることになります。このとき、いきなりドアを開けるのが危険なのは言うまでもありません。後ろからクルマやオートバイ、自転車が来ていないかをサイドミラーや目視で確認してからドアを開けなければいけません。

基本的にはこの心がまえを忘れなければいいのですが、下り坂でクルマを停めたときは、とくに注意が必要です。それはなぜでしょうか。

サイドミラーを見たとき、後方から自転車が走っているのが見えたとします。平地でクルマを停めたときの感覚で、「まだ遠く離れているからドアを開けても大丈夫だな」と判断してドアを開けたときに、下り坂で想像以上にスピードが出ている自転車が開けたドアに突っ込んでくる可能性があるのです。

下り坂ではいつも以上に慎重にならなければいけないのです。運転経験がない人が助手席に乗っているときは、ドアを開けるときに注意を促してあげてください。クルマと歩道の間をオートバイがすり抜けようとしているかもしれません。

運転経験がない人はサイドミラーを見る重要性を理解していないことが多いので、クルマが停まるとすぐにドアを開けがちです。運転手はクルマが動いているときでなく、停まったときもいろいろと注意を払わなければいけないのです。