『Pridal TIMES:日本人の結婚の「意外」な歴史』(https://pridal.jp/times/articles/kekkon_igaina_rekishi)によれば、次のようにあります。

“明治時代に入って急に結婚は一生ものになったかというと、そうではありません。法社会学者の湯沢雍彦氏によると、統計のある国のなかでは明治の半ばまでは日本が最も離婚の多い国だったとのこと。

この時代は親同士が子の結婚を決め、特に女性はかなりの若さで結婚させられたため、いざ結婚してうまくいかなかったということは少なくなかったのでしょう。

しかし、離婚のハードルが低いならば、とりあえず結婚してみるというのもさほど悪いことではなかったかもしれません。

これは私の予想ですが、明治31年(1898年)に定められた民法が日本での離婚率低下に貢献したのではないかと思います。

この民法は差別的な家長制度優位なもので、それによると、女性は結婚前は父親に従い、結婚後は夫に従うよう求められています。

さらに、「女は婚姻によって無能力者となる」とあり、結婚すると、家事、育児に従事することしか許されないため、離婚後に自立して生活するのが難しくなってしまいました。また、子供についても父親にとられてしまうことも多いでしょうから、離婚してしまうと子供と別れることになってしまいます。

庶子も差別されているので、結婚して正妻であることには子供のためにはメリットが大きいのです。

そうした事情から結婚が一生ものになったのは、女性が我慢せざるを得なかったというのが一因として大きいように思います。

江戸時代の場合、女性でも働き、1人暮らしも可能でした。しかし、明治になってその権利を女性は奪われ、結婚し続けるしかなくなったのです。

現代は男女どちらからも離婚するのは可能ですし、もちろん、努力と意志によって結婚を一生ものにすることも可能です。対等であるからこその軋轢はあると思いますが、それでもやはり幸福な時代に生きていると感じずにはいられません。

” 極端な話、江戸時代には結婚できない男女が今は結婚できる時代なのです。だからこそ、今こそ結婚のハードルはある意味低いはずなんです。

しかしながら、Yahoo!ニュースによれば、次のようにあります。

“未婚化の要因として、別に人口構造上の問題がある。それが、「男余り現象」である。

残念ながら、日本には、現在どうがんばっても結婚できない男が340万人もいる。”。

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