孝雄からのメール

2月2日(土)

景子ちゃん、どうしても話したくないですか。これまでの縁を全部切るのですか。子どもたちとのことも全部終わりですか。辛いです。僕は、どんなことがあっても家族を引きずって生きていきます。至らなかったけど、夫であり父親だから、それが当たり前のことだと思います。明日と明後日は仕事です。頑張るね。景子ちゃんも気をつけて。

2月3日(日)

景子ちゃんがいなくなって三か月になる。毎日が苦しくて仕方ない。もうだめかもしれない。きっと景子ちゃんが帰ってきてくれると信じて、仕事もなんとかやってきたけど、もう無理かもしれない。

2月5日(火)

景子ちゃん、どうしようもないくらいに疲れた! もう会いたくないの!?

話できないですか。いっぱい話したいことがあります。謝りたいこともたくさんあります。景子ちゃんに会いたいです。毎日毎日そう思っています。

2月6日(水)

いっぱい迷惑をかけたし、嫌な思いをさせたことはわかってる。だけど、景子のことをずっと愛してた。今も、もちろん景子を愛してる。悲しい思いをたくさんさせてごめん。だけど、景子にだけは信じてほしい。景子と一緒にいつまでも生きていきたい。

2月8日(金)

景子ちゃんがいなくて、寂しくて味気ない毎日です。一生、景子と一緒に暮らすと信じてたから、わがままなことばかり言ってごめんな。景子が自分にとって、いかに大切な人なのかを毎日感じています。景子ちゃんを信じてます。

2月9日(土)

景子ちゃん、どうしてる? 一緒に暮らしてる時、うまくいってなかったけど、夫婦なんだから、きっといつか縒りが戻ると信じてた。口ではいろんなことを言っても、本気で別れるなんて、これぽっちも考えたことは一度もなかった。景子ちゃんに会える時を夢見て待ってる。たとえ、どんなふうに思われていても、景子のことを信じてる。景子のことを愛してる。

二月十一日(建国記念日)

連休も家族がいなくて、何の元気も出ずにいます。いっぱい景子ちゃんに甘えてきたと思います。今も景子ちゃんが御飯をつくってくれるのを待ってます。毎日が寂しすぎて悲しいです。景子ちゃんが美味しい御飯をつくってくれるのを、お腹を減らして待ってます。