1月8日(土)

とてもおどろきました。戸畑の明治学園から古賀まり子さんが転校してきました。古賀さんは私のことをおぼえていてくれたでしょうか。私はとてもよくおぼえています。まだ一度も話してませんが、仲良くなれたらと思います。

コーラス部の新年会がありました。玉野さんとの約束はそっちのけで新年会に夢中になってしまい、玉野さんはとうとう帰ってしまいました。私は玉野さんに申しわけなくて仕方がありません。

1月9日(日)

今日あったことをどういうふうに書いたらいいか。これから話すことは私に一生ついてまわってはなれないかもしれません。それは私の性格のことです。

日曜だというのに教会へは行かず8時になっても起きられませんでした。起きなければいけないと思ったのですが、まだ、まだという気持ちにさそわれて……情けないと自分でも思います。お昼ごろのっそり起きてごはんをがぶかぶと食べTVばかり見ていると2時になりました。

2時間ほどだらだら勉強をはじめ、又台所へ行って夕食を食べました(とてもいやしい姿が目にうかびます)。日ごろためいきばかりついて、父や弟が帰ってくると会うのがいやなのですぐねました。又8時ごろ起きてTVを見、おかしを食べ、父が私のそばへ来ると私はとてもいやなのですぐ気持ちがいらだってしまいます。

どういうわけか、私は父が大きらいなのです。もう家に帰ってくるとがっかりします。私のことをよく気遣ってくれるのですがもうたまらなくいやになってしまいます。私が父をきらいで、そのきらい方は変態といってもいいほどです。

どうすればこんな気持ちから抜け出せるでしょうか。それでも父にあやまる気はありません。本当に私は悪魔的存在なのですね。いやな気持ちです。今日はとても眠れないでしょう。いやな日でした。