小説 詩 恋愛 2024.05.05 詩集「ホロス」より三篇 女 白い布を纏って 今日も私は波 もうすぐ満ち潮 その時赤く染まる 血の海で 私の中の魔物たち するすると溶けてゆく 【前回の記事を読む】詩集「ホロス」より三篇 【注目記事】あの日深夜に主人の部屋での出来事があってから気持ちが揺らぎ、つい聞き耳を… 【人気記事】ある日突然の呼び出し。一般社員には生涯縁のない本社人事部に足を踏み入れると…
エッセイ 『心に咲いた向日葵』 【第10回】 丸山 珠輝 「大声を張り上げたって誰も来ない」両手を捕まれ、無理やり触らせられ…。ことが終わると、涙を流しながら夢中で手を洗い続けた 【前回の記事を読む】「覚えるともうかるぞ」私はマッサージの"スペシャル"の意味をようやく理解した。そう言って横になっていた男は上向きになり…「スペシャルなんか教えていただかなくて結構です。そんなことまでして稼ぎたくありません」「おめえ、ようく考えろよ。めくらってのは、人に迷惑かけることが多いんだろう、そんな時に札びらちらつかせてみろ、少しはおめえらに手を貸してくれる者も出てくるってものよ。世の中…
小説 『訳アリな私でも、愛してくれますか』 【第23回】 十束 千鶴 若い部下を歓迎会に誘うと「俺今日予定あるんで。パスで」…いや、みんな予定空けてくれてるんだけど、と言うと… 【前回の記事を読む】「レジでぼんやり、アイドルの写真集とか買う人いるんだなって思ってみてたら、アンタだった」隣人の同期にそう言われ思わず……「まぁそれもあるけど……私達が見てるステージの笑顔の裏には、彼女たちの努力があるわけで……。たくさん練習もするだろうし、傷つくことも、辛いこともたくさんあると思う。でも、その努力がステージの上で結実してる!っていう瞬間を見られるのが好きなんだよね。その姿に勇…