1st STAGE           東海道~紀伊半島~山陽~四国~小倉

3月18日(金)21日目  阿南(休養日)

走行距離 0.0km/STAGE 累計距離 2051.2km/総累計距離(21日目) 2051.2km

この日は久々に目覚まし時計を解除して、昼前までホテルで熟睡。起きてから外を見ると天気予報通りの冷たい雨が降っていた。

徳島程ではないが、ここ阿南はそれなりの規模の街である事から、1日を過ごすための施設等は十分あるので、まずは近くのカフェで昼食を食べて、その後に前日から目を付けていた喫茶店へ行き、スマホで映画をたっぷりと鑑賞する。

旅の間は翌日の行程等で頭が一杯であり、夜時間はあっても何故か腰を落ち着けて映画鑑賞する余裕がなかったので、とても良いリフレッシュとなった。

ホテルへ帰って大浴場で一番風呂を堪能した後に近くの居酒屋で1杯と、こんな1日で良いのか?と思いながらも、身体に相当疲労が溜まっている事もあり、これは恵みの雨の恩恵と考える事にして、早々に就寝した。

3月19日(土)22日目  阿南 海陽町 室戸岬

走行距離 107.5km/STAGE 累計距離 2158.7km/総累計距離(22日目) 2158.7km

雨が上がった今日、スタートすると……おぉ、追い風じゃないか!

思えば埼玉を出発してずっと、南下するルートはこの時期ほぼ向かい風であったので、少し漕いでから足を止めても後ろから押される様に推進していく感覚は大変久しぶりであり、思わず涙ぐみそうになった程感動したが、今度は早く進み過ぎてしまい、15時には103km地点の目的地宿泊先へ到着してしまった。

仕方ないのでその先にある室戸岬まで余計に回ってから宿へチェックイン、今日の宿は室戸岬近くにある旅館風ホテルであるが、ちゃんとコインランドリーや大好きな露天風呂付き大浴場もあって、自転車旅には最適な環境が揃っていた。

以前高松から室戸岬を折り返す長距離サイクリングを二度走った事があるが、いずれもこの付近を走行した時は夜明け前だったので、この様な宿があるとは知るよしもなく、当時の長距離サイクリングはある意味勿体ない旅であった事を改めて思った。

室戸岬

洗濯と露天風呂をしっかり堪能した後にビールを飲んでも時刻はまだ17時前であり……。

こんな1日で良いのか?と、改めて思うのだった。