「今日は良い便が出た」と言ってはまるでご自分のことのように喜んでくださる『チーム昭四郎』のヘルパーのみなさん、夫が笑ったと言っては歓声を挙げてくださるみなさんの心意気に、身を奮い立たせているのです。これは娘ならずとも、婿も私も同じです。

夕食時、娘から

「『今朝一番に来た私を、堀内さんがとても良い笑顔で迎えてくれたんです。本当に嬉しかった』と、私に喜んで報告をしてくれたヘルパーさんのあの時の顔は、大変に美しい顔だった」

としみじみと報告され、家族としてこうしたみなさまの優しいお力をいただいていることを幾度となく感じ、幸せをかみしめて参りました。

二日間続いた便秘の後の快便に『申し送り表』を見て、

「よかったね、堀内さん。出たんだね」

とみなさんが口々に喜んでいてくださるその言葉に、様子に、家族三人がどれだけ励まされ、温かな、ほっこりとした気持ちにさせられたことでしょうか。

これらは私たち家族にとって何よりの心の栄養剤、ビタミン剤となっております。

このごろは外から見ていても、娘の心が疲れて、尖っているのがよくわかる時がしばしばあります。周りのみなさんもよく我慢してくださっていると思う時が度々あります。

この娘の棘棘した直球を、柔らかな大きな心で受け止めてくださる介護関係のみなさまの、ありがたい、大きな心に密かに私は陰ながらいつも手を合わせております。

今回は、ちょうど折悪しく娘の心の尖っているときに、今までの経過、事情を何もご存じない医師との初対面の面接となったのです。

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次回更新は6月2日、11時の予定です。

 

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