絵本・漫画 芸術 美術 詩画集 2024.04.26 トンボと猫と僕とその全体を観ている自分。トンボの先にあるものは…宇宙? そうかもしれない… 【最終回】 ウグイス 人生の旅の途上にたたずむ、すべての大人たちへ この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 出逢いと別れ、いくつもの挑戦、挫折と再起――絵が大好きでひたすら描いていたひとりの少年が、 歳月を重ね様々な経験をへて見出した〈心の居場所〉とは。「夢飛行」「それでいい」「カスミソウ」ほかオリジナリティ溢れる50篇を収めた詩画集。※本記事は、ウグイス氏の電子書籍『そうかもしれない…』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 “ 隣の芝生 ” “ 発想の空間 ”
エッセイ 『あなただけが消えた世界』 【第19回】 上島 薫 夫から誕生日にサプライズ…「次は、40歳の時だね」だけど、それは叶わぬ夢となった。私は34歳で一人になった。 私自身、母親としてのモデル、お手本がない中での育児。だからかえって自分の中で創り上げた完璧な母親像だけが膨れ上がり、理想だけが一人歩きして苦しむこともあった。けれど、今振り返れば、いろいろ頭の中で難しく考えすぎなくてもよかったと思える。母親でも人間だから、イライラしたり余裕のないときだってあるのは当たり前で、遊んであげられないときだってあるし、思うように家事が進まないときもあって、それでいいのだ…
小説 『大阪弁で読む『変身』』 【第9回】 作者/フランツ・カフカ 翻訳者/西田 岳峰 【大阪弁『変身』】「シッシッ!とっとと部屋にすっこみさらせ!」…こんなんもう父親の声には聞こえんわ、やかましぃ騒ぎよって! 【前回記事を読む】【大阪弁で「変身」】「助けて、神さん、助けてー!」母親がいきなり立ち上がって、腕を伸ばして指を開いて叫んだ父親はグレゴールの善意に気づいたもんと見えて、邪魔せんどころか向きを変える動きをこっちやそっちやと遠くからステッキの先で指示したった。ただ父親のシッシッという声だけは耐えがたい、これさえなかったらええんやが! そのせいでグレゴールはまともに頭が働かん。方向転換はほぼ終わった…