絵本・漫画 芸術 美術 詩画集 2024.04.26 トンボと猫と僕とその全体を観ている自分。トンボの先にあるものは…宇宙? そうかもしれない… 【最終回】 ウグイス 人生の旅の途上にたたずむ、すべての大人たちへ この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 出逢いと別れ、いくつもの挑戦、挫折と再起――絵が大好きでひたすら描いていたひとりの少年が、 歳月を重ね様々な経験をへて見出した〈心の居場所〉とは。「夢飛行」「それでいい」「カスミソウ」ほかオリジナリティ溢れる50篇を収めた詩画集。※本記事は、ウグイス氏の電子書籍『そうかもしれない…』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 “ 隣の芝生 ” “ 発想の空間 ”
小説 『迷いながら揺れ動く女のこころ』 【最終回】 松村 勝正 主人は下半身麻痺で、車いすの生活です。障害を承知で結婚しました。でも、私は何もしません。入浴介助からリハビリまで… 「そうよ、山形さんも注意遊ばせ。二人で篠田、山形と苗字で呼び合うのはいかにも他人行儀ね。これからはお友達になったのだから、下の名前で呼びましょうよ。私は『陽子』。山形さんは?」「私は『美代子』と言います」「素敵な名前ね。美代子さんは青葉台でしたわね? 長いんですか?」「まだ二年程です」「お子さんは?」「いません。主人と二人きりです」「ご主人のお仕事、伺ってもいいかしら?」「主人は在宅で個人事務所…
小説 『青の中へ』 【第5回】 くんぷう 父が探していた青がここにあった――ドイツ・マインツの聖シュテファン教会に入った瞬間息を飲むブルーに涙が溢れ… 青いガラスを作るためには、ガラスに色素を添加する必要があり、一般的にはコバルト酸化物を用いることが多い。まず、原材料となるシリカ、苛性ソーダ、石灰などを混ぜてガラスを溶かし、溶融させたガラスに、少量のコバルト酸化物を加える。ガラスに色素を混ぜた後、再び溶かし直し溶融させたガラスを流し込んで、冷やして硬化させるのだが、なかなか思うような色にはならなかった。しかもそればかり研究できないので、青のガラ…