商売の基本を習い商売を実践する

商売は実践の学問

社長の履歴や創業史をいっぱい読んで、商売の理屈がわかっても、商売はうまくいくとは限りません。逆に失敗が多いです。

株の売買と同じで商売は実践の学問です。毎日新商品の開発や仕入れた商品の取り扱いや仕入先・お客様・社員の管理等様々な実務を経験しなければならないので、優れた経営の感覚を養うには、いろいろな経験に基づき少しずつ積み重ねていくしかありません。

1997年4月1日私はアコスに入社して、経理部に配属されて毎日伝票を整理したり、現金の回収を確認したり、パソコンで売上の統計データーを整理したりしました。そのうち、会社の資金の流れや商品の内容がわかってきました。

株式会社アスコスの社屋

全く商売をしたことはないので、まず売上高・利益率・マージン等、わからなかった基本的な言葉から習い始めました。

だんだんビジネスの基本である商品の仕入、在庫、商談、見積、契約、売上、回収、預金、借金と資金の流れ(製品の購入・管理・売上・資金回収・不良品・不良債権等)および経営陣・経理・営業・在庫管理部門を含む会社の基本的な仕組みを習いました。

例えば、品物でも新しい物と古い物があり、古い物から出荷することが大事で、どう管理すれば不良品にならず、不良品を減らすことができるかを知ることは重要な仕事です。また、商品の配達員と一緒に朝7時に出発して、スーパーの棚に食品を並べたりして、実際の現場で商売を習いました。それまでは全く知らなかった世界でした。

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次回更新は4月7日(日)、12時の予定です。

 

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