1st STAGE 東海道~紀伊半島~山陽~四国~小倉
そしてこの日は長距離サイクリング時によく利用するルートインへやっと宿泊。ここは大浴場にコインランドリーがあり入浴、洗濯を最短動線で済ませる事が出来て、かつレストランも併設しているので、特に自転車で旅をしている身としては最適なホテルであり、事実この後も事あるごとに利用する事となる。
また、今夜は付近でカフェを経営している旧知のオーナーと久々の再会を果たして1杯となり、これでは日本一周居酒屋の旅ではないかと思いながらも……。だが明日も夕食は居酒屋だと、苦笑しながら眠りに落ちた。
3月4日(金)7日目 鷲津 湖西市 豊橋 蒲郡 西尾 三河安城
走行距離 87.7km/STAGE 累計距離 686.5km/総累計距離(7日目)686.5km
今日の目的地三河安城も、かつて浜松赴任から続けて転勤転居した、自分にとっては懐かしいところである。
そして、以前都内で自転車仲間の飲み会の時に、偶然隣り合わせ、安城在住だった事ですっかり意気投合したトミさんがきっと待っていると思い、これまで平均100km超だった区間距離をぐっと短縮させて早めの到着を果たし、夜に備えた行程とした。
故に本来であれば伊良湖を回って豊橋入りしなければならないところを、伊良湖の標識は見なかった事にして湖西市から二川経由で直接豊橋へ入り、ここから三河湾沿いに進んで、蒲郡を通過後にある地点を左折して到着した場所は吉良ワイキキビーチ。
ここは安城勤務時代に休日になるとほぼ毎回自転車で訪れていた場所であり、よく缶コーヒーを買って休憩していたベンチへ再び舞い戻ってきた。
まさかあの時から20年後に早期退職して、自転車で日本一周をしながら再び訪れる事になるとは、人生本当にわからないものだ。あの頃の自宅からここまで23km程であり、往復でも40kmちょっとの距離でも良い運動をしたと思っていたが、今では毎日100km走り続けている事に、自らの進化も感じた。
ここからかつて辿ったルートを進むもやはり記憶が定かでなく、GPSで何度も現在地を確認しながら、ようやく西尾市内へ入って一安心。
その後、かつて住んでいたアパートを過ぎれば、もうそこは三河安城であり、16時にはホテルへ到着。ここのホテルも大浴場とコインランドリーが充実しており、やはり大浴場の方がユニットバスの様にお湯を溜める時間をかける事なくすぐに入浴出来て、湯に浸かりながら全身のストレッチも出来るし、この時間帯だとほぼ貸切り状態で入れる事含めて良い事ずくめだ。