1st STAGE           東海道~紀伊半島~山陽~四国~小倉

3月2日(水)5日目 沼津 富士市 三保 日本平 静岡県庁 焼津

走行距離106.3km/ STAGE  累計距離  488.4 km/総累計距離(5日目)488.4km

昨夜クワトロさんと「静岡は自転車が走りにくいところだ」という話題になった。確かに静岡県内のR1やR246といった主要国道は、ほぼ全域で自転車通行不可なのだが、これが実にわかりにくい。

自分も以前「あれ、何か高いところにいるぞ?」と思っていたらパトカーが横付けしてきて「ここは自転車通行不可です」と言われ、そのままパトカーに先導されて退去した経験があった……。

ただ経験を積んで自転車が通行出来るルートを知ってから、バイパスを回避して東海道を名古屋までアプローチ出来る知識が蓄積されており、今自分がやっている事に、その時の経験を活かせる事がとても嬉しい。

沼津からは富士川を越えて、長距離サイクリング時に仮眠休憩場所としてよく利用した健康ランドを通過して清水市内へ入ると、ここから三保へ寄り道。

ぐるりと回って三保の松原を眺めた後に、4カ所目のチェックポイントとなる静岡県庁へ直行するために日本平を突っ切るルートを選択して登坂を始める。

ここ日本平から眺める駿河湾の展望は、かつてテレビドラマの舞台となった印象的な場面であり、是非あの展望を我が自転車と共に写真に収めたいと、途中の展望には見向きもせずに頂上を目指して、お目当てのホテルに到着したが……。

あの展望が見える庭園は、ホテル内敷地であったため外から見る事が出来ず、せっかく日本平を上ったのに写真1枚撮る事なく、静岡市内へ下る事となった。市内の駿府城公園で静岡県庁をチェック後、ここから宇津ノ谷峠を越えていけば、今日の目的地焼津はすぐそこに。

入浴を済ませ16時位に缶ビールを飲む生活にもすっかり慣れてきて、今夜の夕食場所を調べながらウェア類が洗濯し終わるのをひたすら待って、ホテルそばの居酒屋へ行く。

沼津市内同様、営業しているところが少なく、この店もお客さんがほとんどいない状況であったが、こうして営業してくれる事は旅人にとっては本当にありがたい。

静岡おでんが有名な土地柄か、おでんがとても美味しく、その土地に根付いたお店で地元の料理に舌鼓を打つ事もまた旅の醍醐味とも言え、十分満足をしてホテルへ帰った。