数学と物理と化学はほぼ百点

私は小学校から飛び級して、大学まではほとんどの試験は点数が高く、特に数学と物理と化学はほぼ百点で、先生によく褒められました。

カバンの中には教科書と宿題ノートだけでした。記憶力が抜群だったので授業中、ノートはしませんでした。教科書にはメモする一つの字もなく、新しい教科書と同じぐらいきれいでした。

勉強がよくできるコツは、教科書の著者がこう書いた理由を想像して自分だったらどのように編集すればよいかと考えることでした。また、普段宿題を解いたとき、いろいろな宿題の解き方をして、より良い方法をいっぱい練習しました。

その結果、本番のテスト宿題を早く解くことができました。大学1年生の夏休み期間で大学の微分積分等をすべて独学して宿題を一気に終わらせました。数学の先生はかなり驚きました。

また、有名な人物の伝記を読んだとき、自分だったらその難題をどう解決できるか、もっといい方法がないかとよく想像しました。映画やドラマを見るときも同じように考えています。

こうして頭を訓練することが、無意識のうちに物事を解決する方法のレベルアップに繋がっていると思います。今でもこういう習慣があります。

時代が変わったので、準備して

中国文化大革命の10年間は大学受験がなかったので、国の政策により16歳で高校を卒業すると田舎へ帰って農業をしました。農業にもコツがあるから、周囲の人をよく観察しました。一ヶ月経つと村のおじさんと同じレベルで畑を耕すことができるようになりました。

鄧小平の時代に入ると、経済発展が最優先になり、人材が極端に不足しているのを補うため大学受験ができるようになりました。そのニュースが発表されたのは1977年10月21日の人民日報でした。これを見て、父は「時代が変わったので、準備して」と言いました。

高校ではあまり習っていなかったし、物理などの教科書もなかったので、親戚から本を借りて一ヶ月ぐらいしか独学しませんでしたが、約5千人のうち私一人だけパスして進学できました。当時私の住んだ所では大変なニュースとなりました。

独学が得意か、テストが強いかということについては、知識構造がわかっているからだと私は思います。数学や物理や化学の教科書に書かれていた知識は前後が必ず繋がっています。

これらの知識には、大きな木のように根から幹へ、それから枝や葉や花へという論理的な知識構造があります。つまり、基本的な定義や用語があって、それらを繋げている要素はブロック問題や現象を説明することから、それらをシステム化してもっと複雑な問題を解説するという知識構造です。

こうした知識構造図をはっきり作ると、勉強するときに脳が混乱せず、全体の知識が把握できるため全部覚えやすくなります。そして、テストでは大体定義の部分とブロック問題およびいくつかミックスした複雑な問題を出しますので、これができれば勉強や試験は楽しいと思います。

【前回の記事を読む】強い人・強い会社の特徴とは?共通するのは「困難を乗り越える力」

次回更新は2月18日(日)、11時の予定です。

※本記事は、2023年11月刊行の書籍『ゼロスタート―異国・日本での創業奮闘記―』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。