小説 詩 恋愛 2024.01.03 詩集「ホロス」より三篇 ヒト 神はどうして 人間を弱く脆い生き物として作り上げたんだろう その方が美しいと見抜いていたんだなきっと はたまた弱いと決め付けているのは私か おとなになる
小説 『僕が奪ったきみの時間は』 【第6回】 小西 一誠 「彼女さん、妊娠しているんだぞ」(……え? 妊娠?)父と母は、まるで僕が危害を加えた犯罪者のように、ひたすら謝っていた 【前回の記事を読む】吐き気と眠気で保健室へ通うようになった彼女…ある日彼女の両親が家まで来て、僕を見るなり怒りをぶつけてきた。その理由は…「お前、なんのことかわかっているのか?」それまで黙っていた父が、背後から聞いたこともない低い声で言った。「えっと……」戸惑う僕の心臓は、次に発せられた父の言葉に大きく飛び跳ねた。「緑川遥香さん、妊娠しているそうだよ」……え? 妊娠? 頭の整理が追いつかない。父…
小説 『異世界縄文タイムトラベル[注目連載ピックアップ]』 【第6回】 水之 夢端 「おかしいなぁ。昨日は大丈夫だったのに」突然スマホが圏外に。一夜の変化にしては異様な状況。昨日の爆音と何か関係が? 【前回の記事を読む】全員が寝静まった夜。突如轟音のち、激震――天地がひっくり返るように揺れ、林の身体は寝床から3メートル吹っ飛ばされた「川田君、どこへ行くの?」「凄い音がしたから、何事かと思って」「気になるのは分かるけど、中で待機していてくれ。みんなでぞろぞろ出てきても危ないよ」「分かってます。だから他の男子には待っているように指示しました。俺は大学生のテントに状況を聞きに行こうと思って」「すご…