「六大無碍にして常に瑜伽なり」という空海の言葉があり、「ろくだいむげにしてつねにゆがなり」と読みます。地・水・火・風・空・そして人の心、それらが繋がり融け合ってこの世界は存在しているという空海の世界観を語った言葉です。

時には、時を待つことも必要です。

待っている間に、自分の心が決まってくるのだと思います。

 

5 医療

食事・運動・睡眠・ストレスを改善しても、遺伝的に改善の困難な病気もあります。

例えば、本能性高血圧や、家族性脂質異常症、1型糖尿病などは生活を改善しても、なかなか改善が困難な場合がよくあります。そういう時は、やはり西洋・東洋医学の力に頼らざるを得ません。

私自身、母系統が高血圧症、脂質異常症の系統で、西洋薬を内服しております。特に西洋薬は、治験という厳しい審査を受けた薬なので、最低限の薬は利用されたほうが良いと思います。

私はさらに、頸動脈エコー検査で動脈硬化の進行が判明し、心筋梗塞や脳梗塞が発症しやすくなっておりました。脳梗塞により、片麻痺になって寝たきり状態へ、健康寿命を縮める可能性があったので血をサラサラにさせる薬を内服しております。

70歳を超えた頃から、私はついに腰痛に悩まされるようになりました。

整形外科でレントゲンを撮ってもらったところ、股関節の軟骨がすり減っており、人口股関節にするしかないと言われてしまいました。ハンドボール、ダンス、マラソンと身体に無理をし過ぎた結果、とうとう少しずつガタがきてしまっていたのです。